昨シーズンまで筒香嘉智選手が所属していたピッツバーグ・パイレーツですが、日本ではあまり馴染みのあるチームではありません。古くは元巨人の桑田真澄投手が所属していましたが、残念ながらメジャー昇格となりませんでした。岩村明憲選手や高橋尚成選手も1年だけ所属しましたが、それほど注目を浴びませんでした。日本人選手があまり活躍できてないせいで、日本ではそれほど報道されないチームです。
そんなパイレーツですが、メジャーリーグの中でも古参チームの1つです。ワールドシリーズ優勝5回、リーグ優勝9回の実績を誇る名門チームですが、近年低迷が続いています。
所属するナショナルリーグでは、もっともワールドシリーズ進出から遠ざかっています。
今シーズンもワールドシリーズ進出は難しいと思いますが、うまくいけばワイルドカード争いくらいは可能性があるかもしれません。若手が多いチームなので、勢いに乗れば侮れないと思います。中でも昨シーズン途中からショートのレギュラーを務めたオニール・クルーズは、将来のスーパースター候補です。2mを越える長身で抜群の運動神経を誇ります。特に肩の強さはメジャー最強クラスです。昨シーズンのフロリダ・マーリンズ戦では、なんと157キロを越える送球で走者をアウトにしています。パワーも充分ですので、経験を積めば大ブレーク必至です。
余談ですが、オニール・クルーズは2020年のシーズンオフに、母国ドミニカ共和国で、飲酒運転で3人が死亡する交通事故を起こし現行犯逮捕されています。詳細は分かりませんが、不起訴処分になったようです。もし起訴されて有罪となれば、懲役3年の可能性があったらしいので、選手生命が終わっていたかもしれません。波瀾万丈型スーパースターの可能性十分ですが、事故をしっかり反省し、2度と野球以外でニュースになるような事がないよう願っております。
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